滑らないシステムとは?コラム / 2023年11月15日 ”滑らないシステム開発”とは? スマートソーシャル株式会社、代表取締役 酒井禎雄さんをゲストにお招きしお話を聞いていきます! ===”滑らないシステム開発”とは?=== 日本のシステム開発についてお客様にアンケートをとると、約5割(47%)が、満足していない。不満足という回答になります。 これが”滑る”という認識でいます。お客様が満足していないということです。 ===滑らないための3つの要素:1つ目は?=== 当たり前ですが、きちんとお客さんとのコミュニケーションを取ろう!技術的な用語で言うと、お客さんと要件定義をきちんと行なっているかどうかということです。 要件定義はそんな難しいことではなく=コミュニケーション。 要件定義書とはエンジニアに「これでやってね」という、最後の出口の要件(指示)のことです。 どのようにしてその要件定義になったか、という会話や論理的推理。つまりコミュニケーションがちゃんと取れていないと、実際に作業するエンジニアまで伝わらない。 だからこそ、この仕事って何のために行なって、何がアウトプットなんだっけ?というところを、お客さん含めて語り合って作らないといけないのです。 お客さんと目線を合わせてちゃんとコミュニケーションを取って決めることが重要。同じこと話してんだけど、お互い違うものを見てるみたいなことが結構多いです。ちゃんと同じ方向を見てないといけないですよね。 仕事を進めるために、何かお互いの約束事を決めよう!ルールマニュアルを決めよう!って話です。 ===滑らないための3つの要素:2つ目は?=== 丸投げしないこと!こちら実はよくあります。 例えばシステム開発を丸投げして、「プロが全部やってくれるから」と、子会社に投げてしまうのです。投げて頼るのはいいけど、問題は、多重丸投げで丸投げされた側も次に丸投げしてること(ピンハネしながら)。 だから実際に手を動かすエンジニアが、意図等が分かりにくい→”滑る”という状況になる。 そうならないようには、まずは大きい絵を描く。掲げるべき旗を明確にする。そして細かくしすぎないことが重要です。 余震リスクや人材的な問題等もあるので、丸投げが全てNo!と言ってる訳ではないです。けれど、うちは全部一気通貫でほぼやっているので、その点安心安全かと思います。 全部自分とこでできない場合は、①とも通じますがコミュニケーションをちゃんと取ってやるということが重要かと思います。 ===滑らないための3つの要素:3つ目は?=== 完成のイメージを、必ずお客さんと確認しながら行うこと。 ワイヤーフレーム等で「この格好で、こういう動きします」という動作確認等をしっかりして、”納得”して進めていくことが重要。 大手になればなる程、そういう面倒くさいことや、先ほどの多段階になると、”誰がそれを作るのか”というところで責任の所在が曖昧になってくる。 ここもコミュニケーションだと思うのですが、「この格好でこう行くのは、こういう理由だから」という依頼の時点の相互確認、コミュニケーションが大事になります。 ===お客様とチームになることが重要== ここまでシステム構築、エンジニアの話をしてきましたが、人間同士のコミュニケーションの話だった気がします。 この内容、全部他でも転用できて”滑らない”について色んな仲間に話すと、自分のビジネスに落とすと、やるべき意義があって筋が通っていれば、誰よりも意義を感じてくれるもの、ということです。 今回は”滑らないシステム”について紹介しました。 システム構築に関わらず、人間同士のコミュニケーションが大事!!ということを再認識できました。 あなたとあなたの会社がよりよい未来へとむかっていきますように。 酒井さんは大手R社で働いていてXXXマシーンだった過去があるそうですよ。キャリアの話もとてもおもしろいので、詳しくはラジオを聞いてみてください!20分00秒〜あたりが特におすすめです! ちなみにTopの写真は、ラジオ収録の模様から。酒井さんと満面の笑顔の相澤です! お問合せ・ご相談