ビール職人にモノづくりについて聞いてみた!コラム / 2023年12月15日 ビール職人にモノづくりについて聞いてみた!三陸ブルーイング・カンパニー合同会社 南忠佑さんをゲストにお迎えしお話を伺いました。 ===三陸地域の魅力とは?=== 三陸海岸の自然豊かな地域と人に魅了され、地域の魅力を発信したい!!という思いから、6 年前に岩手県大船渡で三陸ブルーイング・カンパニー合同会社を設立し、クラフトビ ールづくりを始めました。三陸地域とのご縁は奥様がご出身であること、ご自身の趣味であり生き様でもある自然との調和、そして自然のなかで飲むと誰もが笑顔になれるビール。その掛け算から生まれたのが三陸ビールなのです! ===そもそもビールとは?=== ビールは、酵母、モルト、ホップの掛け合わせでできており、これによって世界には数百数種類のビールのスタイルがあります。我々が普段飲んでいる(大手の)ビールは、その中のヒルスナーというスタイルになります。 ビールのスタイルを大きく2つに分けると、ラガーとエールの2種類になり、ほとんどがラガーになりますが、最近はエール(クラフトビールはこれに当たる)が人気になってきました。 ===クラフトビールとは?=== 様々な意見はあるものの①小規模である ②独立している ③伝統的である の3つの要素が、クラフトビールの定義になると考えます。 地ビールとほぼイコールとなり、つまり地元に根差したビールのこと! 地元の水を使用して、少量のビールを伝統的な手法で作っているのがクラフトビールになります。 ===三陸ビールの特徴== 地元で採れた魚介類と合うビール。が主力! ベルジャンホワイト、セゾンなどベルギースタイルをメインとしつつ、IPA、スタウトなども揃えており、グラスに注いて、週末に大切な方々とのんびり楽しむ時間に、ぴったりのラインナップとなっています。 ・週末の海猫: 丁寧に手摘みした岩手県気仙地区で採取した気仙椿の茶葉を使用。小麦特有の酸味や酵母由来のフレーバー、ほんのり椿茶を感じるのが特徴。フルーティですっきりとしています。 ・恋するセゾン: 岩手県陸前高田の「北限のゆず」を使用したセゾンスタイルのビール。セゾンらしい爽やかな香り、北限のゆずのフレーバーを楽しめます。 ・伊達男IPA: 宮城県登米産のブランド米「だて正夢」を使ったIPA。柑橘系ホップの心地の良いアロマをお楽しみいただけます。ほどよい苦みと華麗さを感じられる軽やかさ。ボディと苦みのバランスがとれていて、デイリーで飲みやすい仕上がりです。 ・伊達女IPA: 宮城県登米産のブランド米「だて正夢」を使ったIPA。伊達男IPAのMARCA版。ホップにはSimcoe、米使用比率30%、清酒酵母を使用。柑橘系ホップのアロマのあとに吟醸香を感じられるIPAです。 ・白ひつじのエール: 岩手県遠野産のIBUKIホップを使用した限定ビール。羊毛のような優しい肌ざわりをイメージしたベルジャンIPA。滑らかな飲み心地、ベルジャン酵母のエステル、華やかなホップの香りをお楽しみください。 ・ばばばスタウト: 三陸沿岸で水揚げされた牡蠣を使用したオイスタースタウト。焙煎系モルトと、牡蠣の旨味、塩味のバランスが取れたスタウトです。窒素カーボネーションで、ばばばと驚くほど、とてもクリーミーでスルスル飲めてしまいます。 ===ビールを通じて、人と人を繋げていきたい== 東北の人に魅了されて始めたビール作りですが、これからも地元の人々(仲間)と一緒に大船渡を盛り上げていきたいです! ビールを通して、地域を繋いでいきたいし、首都圏から地元にビールを楽しみに来るような仕掛けを作って地元を盛り上げていきたいと考えています。 三陸は美味しいものが豊富です!もちろん足を運んでくれたら嬉しいですが、首都圏からだと時間がかかるので、オンラインで東北の食べ物と地元のクラフトビールを購入して、お家でも楽しんでいただけたら幸いです。 今回はビール職人にモノ作りについて伺いました。 東北出身の相澤は、三陸の夕陽公園でビールをいただいたことがあり、三陸で地元の空気を感じながら、地元の食べ物と飲む地元のビールが、最高に美味しかったことを思い出しました。 ビールづくりのおもしろさと三陸の魅力について、語っていただきました。最後まで聞いていただくと、元気モリモリになります!ぜひラジオ聞いてくださいね。 三陸ビール SANRIKU BREWING CO.https://sanrikubeer.com/ お問合せ・ご相談